みなさん、こんばんは🌃
昨日休診日、福山まで出かけて乾癬の講演会にお呼びいただきました。
今回は乾癬と関節炎について、また乾癬治療に用いる各内服製剤について
その作用機序と使い分け、薬をどのように導入するか
患者さんの心理学を含めてのお話をいたしました。
初めての試みでしたが興味深いお話ができたのではないかと思います。
先日の講演についてinstagramに提示したのですが、
患者さんから〝講演会があれば内容について聞いてみたい〟という
メッセージを頂戴しました。
ですので、この機会にブログに内容を記載してみます。
今後、私のライフワークとする乾癬やアトピー性皮膚炎について
お茶会を開いて発信してみてもいいかもしれないですね・・・
そういえば数日前は〝11/12(いいひふ)〟の日で
広島でも講演会が行われました。
行きたいなと思ったのですが
参加届け出をしていなかったのでどうかなーとおもって結局いけませんでした。
今大学で頑張ってお仕事をしてくれている先生方
アトピー性皮膚炎と皮膚がんについてそれぞれ
講演をされていました。
私は乾癬診療を診療の柱の一つにしていますが
乾癬のみならず
アトピー・皮ふがん・レーザー治療・薬疹・褥瘡・創傷治癒・皮膚膠原病・帯状疱疹
・掌蹠膿疱症・小児皮膚疾患・円形脱毛症・疥癬虫感染症・糖尿病関連皮ふ疾患等
に関しても講演歴があり
専門とするレパートリーは広範囲なんじゃないかなと
このように自負しております。
今後、おやすみの日に当クリニックで講演会を開いてもいいかもしれないですね。
やってみようかな・・・。
読者の方でご希望の方がおられればなにがお聞きになりたいか
メッセージかインスタにお気軽に書き込んでみてくださいませんか?
ご希望があれば
本当にフットワーク軽く実施したいなと思います。。
さて、前置きが長くなりましたが
今夜は乾癬と乾癬性関節炎について書いていこうかなと思います。
まず乾癬とは何かということですが
これに関しては昨年5月に市民公開講座でお話をする機会を頂きました。
ただ残念なことに、当時コロナ禍にて対面ではなくオンラインでしたので
聴衆の方の反応は肌で感じることはできませんでした。
乾癬は感染せんばい!(福岡の日野先生®)
乾癬にはその病気になりやすい遺伝子(素因)があり、
後天的因子が複合的に関与し発症すると考えられています。
上記に当てはまるようでしたら、
主治医の先生に相談して
乾癬性関節炎の治療ができる先生のもとを受診されるのが良いのではないかと思います。
患者さんの中には(時には治療する医師も)
乾癬は皮膚科、関節痛は整形外科と(ほんとうはリウマチ科です)
別個の疾患としてとらえていることがあり、
整形外科の先生もその関節痛が
乾癬と関連した関節痛とは気づかず治療しておられることも
あるかもしれません。
私の施設においても
乾癬に伴う関節痛に対して
・MTX(メトトレキセート:抗リウマチ薬)
・オテズラ(免疫調整薬)
・生物学的製剤各種
・JAK阻害薬
などほとんどの薬をカバーして加療することができます。
(ただし画像検査ができませんので他施設に依頼するか、
重篤な症例は責任を持って他院に紹介させていただきます)
お子さんの乾癬に対しても
外用のみならず
重症度に応じて広い選択肢があります
(小児適用のあるNSAIDs;いたみどめ、MTX、コセンティクスという薬剤)。
また
乾癬にとどまらず
掌蹠膿疱症も鎖骨や指関節、腰痛などを1-2割程度伴うので注意が必要です。
これに関してはまたいつか稿を改めてかきますね(きっと)。
あたまや体の赤いガサガサに関連して爪の変形があったり
関節痛があった場合、適切な皮膚科を受診していただけたらと思います。
では本日はこれまでとします。
ではでは・・・