みなさんおはようございます🌞
さて、
一昨日の東京勉強会は、開業医の先生向けだったようで
広島の開業医の先生に幾人かお会いし情報交換をいたしました。
コロナ前は通例、勉強会後に懇親会が開かれていたのですが
コロナ後は人との接触を避けるとのことで中止されていたので
先生方との懇親の場を久しぶりに楽しみました。
札幌の安部正敏先生や
香川の武岡伸太郎先生とお話しできて
また、
日臨皮会長の江藤隆史先生にもご挨拶ができてうれしく思いました。
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さて、気まぐれですが
本日は日光の過敏症についてまとめようと思っていました。
(最後まで目を通していただけるとわかるのですが、結局到達できてないです💦)
以前、紫外線について本ブログでも簡単にまとめたことがあります。
紫外線のエビデンス(科学的根拠) - Yanase Derma’s Diary
かんたんにおさらいすると、
・紫外線は可視光線(visible light 380-720nm:紫-青-みずいろ-緑-黄色-橙-赤の7色;虹の光ですね)より波長が短い、紫より短波長の光である
・UVA(320-380nm)、UVB(280-320nm)、UVC(200-280nm)に分類される
【UVA】
・UVA(長波紫外線)は皮ふの真皮層にまで作用し弾性線維の変性をきたし(UVAはコラーゲンを分解し破壊するcollagenaseという酵素を誘導します)シワ、たるみの原因となる
・UVAは即時黒化(immediate pigment darkening)というUVA照射直後の皮ふの色素増強をきたす
・UVAはUVカット作用のないガラスは透過し影響する。
【UVB】
・UVB(中波紫外線)はオゾン層や大気でその多くが吸収され地上へは0.1%しか到達しない
・UVBは紅斑反応(サンバーン: sun burn)による赤くなる日焼けの原因となる
・UVBは炎症が消退するころの色素沈着(遅発型黒化)の原因となる。
・UVAによる即時型黒化とUVBによる遅発型黒化などをあわせてサンタン(sun tan)と呼ぶ
ってことで、
日焼けの予防は
・シミ・しわ・たるみを予防し
・将来的な発がんを予防する
ことにつながりますので
皮ふの光老化(紫外線による肌の老化)の予防において非常に重要です。
紫外線による悪影響を避けるには「赤くなる」ような日焼けをしないこと・・・
つまり
・紫外線を予防する日傘や帽子、衣服の使用
・日焼け止め(遮光剤)の塗布
・日焼けする季節(4-9月)、時間帯(10-14時)の直射日光を避ける
・日差しが強い時間帯は日陰で過ごす
ことが大切です。
では、サンスクリーン剤(日焼け止め/遮光剤)はどのように選択すればいいのか?
基準を一つ引用します。
①使用目的・使用状況・紫外線感受性によって適切な製品を選ぶ
②規定量を均一にむらなく塗布する
③露光する20-30分前に塗布する
④露光後は数時間ごとに塗りなおす
⑤発汗・水泳時・タオルで肌をふいたのちに塗りなおす
⑦副作用に注意する
(川田暁:臨床光皮膚科, 201-203, 南江堂, 2021)より引用
外用する量も大切で
SPFは2mg/cm2で塗布したときの量を基準にしており
これはクリームではパール粒2つ分、ローションでは1円玉硬貨2枚分とされており
実際にはその半分も使われていないことが多い、とされています。
さて・・・サンスクリーン剤は
・紫外線吸収剤 と
・紫外線散乱剤
の2種類があり
それについて言及しようと思ったんですが
つかれたのでこの辺にします・・・
その2にまたかきます~~(ほんとか)
ではでは、みなさま
ひやけにお気をつけて今日もいちんちがんばりましょう✨✨
ではでは~~