こんばんは(おはようございます)、やなせです。
平日は5時前には起きてます、やや度を過ぎた早寝早起きです(笑)
さて、英語論文も差し迫ってきて、教授との校閲の時期もようやく終わりを迎え
(教授、ありがとうございますm(__)m)
教授には感謝しかないです。
英文校閲(論文が英文として妥当かどうか、専門家に依頼して校正いただく)段階になりました。帰ってきたら、レビュワー(査読者;国内の専門家集団による医学的な、統計的な間違いがないかを確認する人たち。多くは教授陣)修正のやり取りが始まります・・・!
さて、
本日は紫外線について文献的に調べてみます。 ☚なんでだ?
紫外線ってなにかというと、自然光のうち、虹🌈の光(赤やあお、黄緑や紫)
として見える光を可視光線というんですが、紫の波長のさらに外側にある短い波長で
光として認識しづらい波長の光のことなんですよね。
紫外線は太陽光から降り注ぎますが、そのうち波長が長いものから
UVA,UVB,UVC(UV:ultra violet)といって波長が短いほど毒性が高いです。
UVBの毒性はUVAの数百倍という記載を目にしたこともあります。
区分 | 波 長(nm) | 主な作用・用途 |
---|---|---|
UV-A | 315~400 | 色素沈着。日焼けサロン、印刷、複写。 *ブラックライトとも呼ばれる |
UV-B | 280~315 | ビタミンD生成、DNA損傷、眼炎、紅斑。 |
UV-C | 100~280 | オゾン生成。殺菌、脱臭、空気洗浄。 *100~200nmを真空紫外線(V-UV)と区別する場合もある。 |
紫外線のうち
UVCはオゾンホールがある北極や南極を除いてオゾン層で吸収されますので
私たちが気にすべきなのは地表に届く紫外線のうち90%を占めるUV-Aと、
わずかながらとどくUV-Bになります。このうち、UV-Bは
紫外線に浴びることを続けると、シミ、シワの原因になるのみならず
将来の皮膚がんの発がんのリスクが上がります。
(紫外線環境マニュアル 2008より抜粋)
日焼けサロンを皆さんご存知でしょうか。
日焼けサロンで使われる光はUV-Bをカットしてあるので毒性は高くありせん。
とはいえ、UV-A の影響は、肌の色を黒くする(サンタン)だけではありません。
過剰な UV-A のばく露により、水疱やシミ等の障害が起こる可能性があると言わ
れています(WHO : Environmental Health Criteria No.160、1994)。
また、紫外線ランプの照射にあたっては眼へのばく露を防ぐことも大切です。
さて、ではこの紫外線を用いて
皮膚科ではどのような治療を行っていくか、また後日 詳述します。
本日の内容は環境省の内容はおおむね "紫外線環境保健マニュアル2015"
より引用しております、さらに詳しい内容をお知りになりたい方はそちらを参考ください。
http://www.env.go.jp/chemi/matsigaisen2015/full/matsigaisen2015_full.pdf
また、不足している内容については適宜upいたします。
読んでいただいたみなさま、気になることやご質問ご意見があればどうぞ、
お待ちしています。