おはようございます⛅
けさは福岡からの更新です。
昨日は乾癬の全国講演会があり
参加してまいりました。
わたくしも明日広島に帰って
乾癬の外用剤に関して全国のオンライン講演会を発信予定です。
さまざまな知識を深めて、患者さんに還元できたらと思います。
本日は引き続きレーザーの講習会を受けて帰る予定としています。
さてさて。
ご要望の多かった〝ボトックス〟をいよいよ始動する準備が
ととのいつつあります。
〝ボトックス〟とかけまして…
〝小柴クリーニングからかえってきたスーツ〟と解きます。
そのこころは?
「どちらもしわがのびているでしょう!」
やなっちです! (ぜんぜんうまくない)
さて。(スルー推奨)
ボトックスについてまとめていきます・・・
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【歴史History】いらんかな
1992年Carruthersらによって眉間の表情じわに対する効果として報告されました。
2002年に米国アラガン社の『ボトックスビスタⓇ』が美容目的の医薬品として
眉間の表情じわとしてFDAに承認され
本邦でも2009年に美容目的の医薬品として承認されています。
【作用メカニズム BoNT mechnism of action 】
BoNTは産生される毒素の抗原性の違いからA~Gの7種類の型に分類され、そのうち神経系に作用するものは5種類(A,B,E,F,G)で、C,Dはヒトの神経系に影響を与えない。①BoNT-Aの重鎖が運動神経終末の受容体に結合する
②受容体に結合したBoNT-Aがエンドサイトーシスにより内部に取り込まれる
③エンドソーム内にあるBoNT-A軽鎖が細胞内へ放出される
④アセチルコリンの放出が抑制され神経筋伝達が遮断される
効果は通常2-3日で発現し、2-3週間で最大となり臨床的な効果は4-6か月持続し経時的に消失します。
【顔面の解剖 Anatomy of the face】
注入する投与量は投与する領域や筋肉の特性、ボリュームにより異なるため、顔面の解剖学、その特性を理解することが大切です。顔面の表層の皮膚から骨までの層は
①皮膚
②浅層脂肪織
③筋層及び表在性筋膜群(supericial muscular aponeurotic system; SMAS)
④支持靭帯
⑤骨膜及び深筋膜
の5層からなります。特に眼周囲や鼻根部領域は非常に薄く、頬部や顎部は比較的厚いです。顔面の表情筋の収縮によりシワが形成されていたシミが、加齢により皮膚の弾力性が失われるとシワが固定化され平常時でもシワが残るようになってしまいます。そのため海外では予防も含めて早期からBoNTが使用されています。
【治療アルゴリズム Treatment Algorhythm】
BoNTによる治療は、表情によるシワ表情筋の動きを軽減させることにより改善させるのですが、その差異、シワの深さと程度、表情筋の強さ、注入によって生じる余剰皮膚の量等によって注入ポイントとや注入量は異なります。そのため、良い結果を得るためには注入量の事前評価を十分に行うことが重要です。
安静時と表情を動かしているときの最大収縮時の筋肉動作を評価し、シワの範囲を確認します。シワの一番多い原因となっている筋肉には、より多い量を注入するか、多くの部位に注入します。一方であまり使われない筋肉には少量注射します。また筋肉の深さ及び筋肉の形態によっても注入量は異なります。また、患者の年齢や性別等によりその変数を評価する必要があります。
1.眉間のシワ治療
眉間のシワに関連する筋肉は趨眉筋、眼輪筋、眉毛下制筋です。
眉間の縦じわの主な原因となっている筋肉は趨眉筋で、横じわの主な原因となっているのは鼻根筋です。
〇治療プロトコル
眉間のシワ5パターン
以上、PEPARS , 2021 より引用
まだまだあるのですが
そろそろレーザー講習会に参加してきます… ではでは