Yanase Derma’s Diary

皮ふ科専門医による皮ふ疾患や論文などの紹介です。https://www.yanased.com/

時代の風雲児、武岡先生のもとを訪問!

みなさま、こんばんは。

 

今夜は当直で病院にいます。

 

救急当直は(医療従事者の方はよくご存じと思うのですが)

大きな病院ではいくつかの医師対応に分かれていることが多いです。

 

当院ではざっくり以下のようでしょうか。

1) 救急HOT(hot line)

 一刻を争う生死を分かつような救急対応@大変な事故や脳卒中心筋梗塞など)

2) 第一当直:救急対応

 救急車対応@事故や頭痛、胸痛、腹痛など救急車対応

3) 第二当直:ウォークイン

 飛び込み患者または連絡のうえ飛び込みで自家用車などでくる患者@発熱、頭痛など

 

なお、救急対応でも一次救急、二次救急、三次救急と病院の規模により搬送されている患者の種別は異なります(三次救急が大学レベル、二次救急がその前段階でしょうか

 

なお、現在は第二当直が発熱の振り分け

(コロナ患者が病院に入らないようにするため)

のため、あの予防衣を着て、コロナの抗原/インフルの抗原をcheckします。

コロナ予防衣@日テレサイトより引用

👆 あの予防衣 うちのはイエローです


詳しくは調べて書くべきなのですが

ざっと私の印象です。

 

救急科の専門の先生や第一線で勤務されている先生、

理解が異なっていたらご容赦のうえご指摘ください🙇

 

 

私は皮膚科医なので、全身管理や救急患者のファーストタッチ

得意ではなく、来るとしても

・壊死性筋膜炎、ガス壊疽、蜂窩織炎:皮膚軟部組織感染症

・熱傷 (とくに火炎が燃え移ったのは深い熱傷になります。野焼きはダメよ🙅)

マムシ咬傷(マムシ見たら逃げてください、マムシ酒にするとかマムシに手を出したらダメよ🙅 ☚ ときどきいます)

・ぐちゃぐちゃの縫合創

くらいですかね。。。 

うち形成外科ないので皮膚科が呼ばれます。

 

5年前までは腹痛でイレウス(腸閉塞)とか脳梗塞とか 

システムが違ってて

救急車のファーストタッチ受けてた時期もありましたが

 

やはり専門家や慣れた人が対応するほうが安全です。

5年前から内科、外科などが救急車対応になりました。

 

研修医の皆さまはその前段階で

日々第一線で対応していただいていると思います。

ほんとうにお疲れ様です。がんばってくださいね!

 

さて、前置きがメチャんこながくなりました。

 

先週はいろいろあって、

 

まず11/9、皮ふ科医なら知らなきゃモグリ、

 

あの有名な武岡皮膚科、武岡伸太郎先生にお会いしてきました!

あるメーカーに、ぜひ武岡先生にお会いして一緒に発表したいとお願いしたところ

快諾いただき、この会の開催となりました。

 

しかし同時に広島でも会が行われていたという・・・

(暁生教授、秀先生申し訳ございません)

 



武岡皮膚科 全景

 

武岡皮膚科、待合 この広さと質感のクオリティどないだ!

クリニック院内に発電所があるってどうなっとるのだ・・!

武岡皮膚科の美容機器の数々・・・!

上記美容機器もほんの一部でした。

メソアクティス、ハイドロフェイシャル、HIFUなど、、

一般皮膚科医の理解を超えていました。

 

武岡先生のすごいのは

1) 若さ    

2) 診断の速さと説明能力の高さ

3) 無駄のない動線、診察の流れを作り上げたスキル

4) 最新のガイドラインに準拠した治療内容

5) ありふれた最新の美容メニュー

 

など。。。38歳とは思えない・・・!どうなっとるのだ。

 

それでいて、メチャ忙しい外来で

アトピーのEASIや乾癬のPASI、蕁麻疹のUASやQOLスコアのDLQI

(それぞれ重症度の皮膚科点数づけ)

スコアリングなどやっとるのはまさに神がかってます。

全国に引っ張りだこなわけだ。。。

 

 

惜しげもなく診療内容やあらゆること教えていただきました。

こんなにしてもらっていいのかしら。

 

元高松日赤におられた細川先生(左)武岡先生(中)やなせ(右)

武岡先生には感謝を伝えても伝えきれません。

ありがとうございました!

 

 

 

あと数年して、やなせが広島でいっぱしになったら

ぜひ接待させていただきたいです。

武岡先生、広島まであそびにきてね!

 

書くことがいっぱいあるので

いったん締めます。

皆さんよい夜を!

(幸いまだ救急患者で呼ばれていません、有難い・・)