おはようございます。
この土日は博多で乾癬の生物学的製剤(バイオ)
とくにリーズナブルに使える薬剤
(しばしば後発品はジェネリックと呼ばれますが、バイオではBio Similarといいます)
の使いどころについて学んでまいりました。
・オテズラという全身内服薬で効果が不十分/副作用で内服が難しい
・関節痛や特定部位/難治部位皮疹をともなう(頭皮、陰部、顔面、手足etc)
が適応と考えられます。

下記に月額費用などをまとめました。
| 剤 | 作用機序 / 剤形 | 標準用量・間隔 | 単価 | 月額目安 | 自己負担3割(維持期/初年度) |
| オテズラ®内服 | PDE4阻害薬 | 30 mg 1回2錠/日 | 989.6円/錠 | 55,440円/月 | 16,632円/月 |
| ソーティクツ® | TYK2阻害薬 / 錠剤 | 6 mg 1錠/日 | 2,533.4円/錠 | 76,002円/月 | 22,801円/月 |
| ウステキヌマブBS 45 mg | 抗IL-12/23p40抗体 | 0・4・以後12週毎に45 mg皮下注 | 139,002円/3か月 | 46,334円/月 | 13,900円/17,375月 |
各薬剤の特性と使い分け
1. オテズラ(アプレミラスト)
☆ マイルドな効果を求める患者さんのファーストチョイス
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強み: 従来の免疫抑制剤に比べ、副作用が少なく、安全性プロファイルが良好です。中等症の乾癬に対する治療の第一歩として、または他の薬剤の使用が難しい場合に検討されます。
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デメリット: バイオシミラーやソーティクツに比べ、効果は穏やかです。重症の患者さんには効果が限定的となる可能性があります。
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75%皮膚症状が改善する人が30-50%程度とされます。
2. ソーティクツ(デュークラバシチニブ)
☆ 経口薬で高い効果を求める患者さんの新選択肢
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強み: 経口薬でありながら、従来の生物学的製剤に匹敵する高い有効性を示します。内服で高い効果を迅速に得たい患者さんに適しています。
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デメリット: 比較的新しい薬剤であり、長期的な安全性データが限定的です。内服開始前に全身血液検査とレントゲン、定期的な採血を要します。
- 75%皮膚症状が改善する人が60-70%程度とされます。
3. ウステキヌマブバイオシミラー
☆ 注射薬で高い効果を長期間持続させたい患者さんの選択肢
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強み: 3ヵ月に1回の投与(維持期)で、長期にわたり安定した効果が期待できます。治療の効果が高く、通院や自己注射の頻度を減らしたい患者さんに大きなメリットがあります。
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デメリット: 注射剤であることや、内服薬に比べて高価であることがデメリットとなりえます。定期的な全身検査とレントゲン検査を要します。
- 75%皮膚症状が改善する人が70-80%程度とされます。

翌朝にはアサイチで羽田に向かい、東京でアクネカンファレンスミーティングに参加しました。
ベピオ(過酸化ベンゾイル)新製剤の勉強をしてまいりました。


ベピオに新剤形が加わることにより、
治療に幅が広がります。

くわしくはHPへとぶのだ
この度の会も実りあるものになりました。
さらに多くの患者の皆様に、最善・最新の治療ができますよう
学んでまいりたいと思います!

本日秋分の日は雨模様のようです👫
やなせは、企業リレーマラソンに、友人の先生に誘われましたので
出場予定です!またupしますね📷✨
ではでは、涼しくなりましたがまだ日中は暑いですね、
みなさまどうぞよいお休みを🗾