こんばんは。
皮膚科医のやなせです。
本日は、福岡大の今福教授が広島においでで
臨床写真の撮り方をレクチャーいただきました。
まずはカメラの選択から。
よく 「一眼レフ」といいますが
一眼レフの意味を初めて知りました。
被写体をレンズを通して
撮像素子部分に映写しますが
レンズを通して撮像部にうつるレンズと
ファインダーをのぞいて被写体をみるそのレンズで映る像が同じでひとつ、
というから「一眼」というらしいです。
昔は2眼カメラ もあったとのこと。
レフとは「reflex:光を反射する」の略とのこと。
つまり、被写体からレンズを通ってみるその画像が、ミラーを反射して
ファインダーに同様の像として映る、撮影の時にシャッターが下りて撮像素子に映り記録されるとのこと。
最近の「ミラーレス一眼」とは
液晶モニターに映像を映して撮影することができるためミラーが必要ないといいます。
説明が下手ですみません💦
さて、もっとメモればよかったのですが
大切なことは被写体に応じた「絞り(F値)」を変更すること、たとえば
おなかではF値:5.6
顔では F値:16
手指では F値:22
など 対象のおおきさによりF値を変更すること
(フジヤカメラhttps://www.fujiya-camera.co.jp/blog/detail/info/20201026より引用)
F値が大きくなるほど被写界深度はふかくなり、よってボケる量が小さくなります。
皮膚科の臨床写真は、美しさは不要ですのでピンボケしてはいけません。
鼻の頭にピントが合ったからと言って、頬部がぼやけてはいけないのです。
ですからマクロになればなるほど適切に絞ってF値を大きくする必要があります。
ただし、F値を変えると(絞りを絞ると)暗くなるため露出時間を長くして明るくする必要があります。しかしそうするとシャッタースピードが落ちて手振れが生じることになります。
そこでリングフラッシュであかるくしてシャッタースピードも短くするのです。
シャッタースピードは1/60~1/125secくらいがいいとおっしゃっていたように思います。
あとは写真の構図で
被写体と同じ視線で撮影する、
後面には余計なものがうつらないように、
背景の色は黒が良い、
縦のものは縦に、横のものは横に、など
髪の毛が背景の写真など色が飛ぶ場合には調光補正(?)など
秘訣が8くらいあったのですがメモリきれず。
東京修行時代に虎の門大原部長から写真には細かく指導いただいたのですが
また本日は
写真撮影に大きな見識をお持ちの今福教授から教わり
あらためて理解が深くなりとても勉強になりました。
やなせのファインダー越しの理解ですので(笑)
理解がちがってたらすみません_(._. ; )_
明日から皮膚科学会総会の超ご多忙の折
おいでいただいた今福先生には厚く御礼申し上げます。
今福先生には、先生主導のWJPRという乾癬レジストリの集計を
私がお手伝いする役目をいただきまして
いまその英語論文の校正も常に、定期的にみていただいており
(reviewもおわりあと少しなのですが)感謝しかないです・・・。
この今福教授とのやりとりで、後輩に論文を書いてもらう方法がようやくわかり
いま、後輩二人とも論文のやり取りをはじめていて、書いてもらっています。
あと一年で、関連したいろいろな仕事が結実しますように!
しかしまずは自分の発表と論文です・・・!
やなせ皮ふ科クリニックのロゴもきまりつつあります。
また提示します!ではでは。。。