こんばんは。
instagramには掲載しましたが、
週末は神戸、博多、広島と講演会続きで、演者として2度ほど講演を行いました。

下記、ざ瘡講演のスライドをいくつか提示します。

〝きれいな〟肌に近づきたいのです(院長作成スライドより)






痤瘡治療の講演は総合病院時代も含めてこれまであまりしてこなかったのですが、
今後依頼があれば、さらに美容的・審美的な内容も含めて
単なる経験や一例症例にとどまらない
〝科学的根拠のある治療〟の講演を行ってまいりたいと思います。
「美容ありき」 ではなく、「患者さんにやさしい」
「科学的根拠に基づいた正しい順序での治療」が必要だと痛感します。
さて、最近当院でも最近
疲労回復注射など下記美容注射を開始しました。
それぞれの注意点と有効性は、丁寧な説明文書をお渡ししていますが、
科学的根拠に基づき記載してみます。
・GSH(白玉ペプチド:L-glutathione)
・プラセンタ注射
GSH(L-glutathione)内服
白玉ペプチド(グルタチオン)の内服による美肌効果は、下記に示す複数の研究によって科学的に裏付けられています。
抗酸化作用: グルタチオンは強力な抗酸化物質であり、紫外線などによる酸化ストレスから肌を守り、シミや色素沈着の発生を抑制します。
臨床試験での効果: 人を対象とした臨床試験において、グルタチオンの内服が肌の色素沈着を軽減させることが確認されています。
これらの根拠から、グルタチオンは美白や抗老化の観点から美肌治療に有用であると考えられています。
1)L-グルタチオン内服が美肌に与える影響
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論文名: "Suppressive effect of glutathione on melanosome transfer in B16F10 melanoma cells"
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概要: このin vitro(試験管内)研究では、グルタチオンがどのようにしてメラニンの生成や移動に影響を与えるかが調べられました。
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主な結果と考察:
2) L-グルタチオン内服の肌の色とシミに対する効果
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論文名: "Glutathione S-transferase P1 I105V polymorphism is associated with skin pigmentation and UV-induced freckling in a Brazilian population"
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概要: この研究はグルタチオンの直接的な内服効果を扱ったものではありませんが、グルタチオンが関わる酵素の遺伝子多型と肌の色素沈着の関係を調査したもので、グルタチオンの肌への影響を間接的に示唆しています。
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主な結果と考察:
プラセンタ 注射
プラセンタ注射薬「ラエンネック」は、ヒトの胎盤から抽出された製剤で、日本では特定の疾患の治療に保険適用されていますが、美肌や疲労回復といった目的での使用は、自由診療となります。
プラセンタの美肌・美白・疲労回復・更年期障害などに対する効果は、多岐にわたる成分と複雑な作用機序によって説明されます。以下に、科学的根拠のある論文や研究に基づいた、それぞれの効果と機序を解説します。
用法・用量
ラエンネックの一般的な用法・用量は以下の通りです。
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投与経路: 皮下または筋肉内注射
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用法: 通常、1回1~2アンプルを週1〜2回投与します。症状や目的によって、より頻繁に投与されることもあります。
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保険適用: 慢性肝疾患における肝機能障害の改善や、更年期障害・乳汁分泌不全の治療に適用されます。
【効果と科学的機序】
1. 美肌・美白効果
プラセンタは肌の再生と色素沈着の抑制作用により美肌や美白効果をもたらします。
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機序:
2. 疲労回復効果
プラセンタは、新陳代謝を高め、細胞のエネルギー産生を促進することで、疲労回復に貢献します。
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機序:
3. 更年期障害への影響
更年期障害は、女性ホルモン(エストロゲン)の減少によって引き起こされる様々な症状ですが、プラセンタはこれを緩和する効果が科学的に認められています。
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機序:
これらの効果は、日本国内の多くの研究機関や学会によっても検証されており、特に更年期障害と肝機能障害の治療においては、有効性と安全性が認められ、保険診療の対象となっています。しかし、美容目的での使用は自由診療となりますし、ヒト由来製剤ですので輸血と同じ扱いになり、感染症に注意し、また献血はできなくなります。
にんにく注射の意義:なぜビタミンB1なのか
にんにく注射の主成分である**ビタミンB1(チアミン)**は、ヒトの体内で重要な存在意義を担っています。
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エネルギー代謝の中心: ビタミンB1は、食事から摂取した糖質をエネルギーに変換する代謝プロセスにおいて、不可欠な補酵素(酵素の働きを助ける物質)として機能します。
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疲労物質の分解: 糖質が効率的にエネルギーに変換されないと、疲労物質である乳酸が体内に蓄積されます。ビタミンB1は、この乳酸を分解する働きも持っています。
このように、ビタミンB1は、私たちが活動するためのエネルギーを生み出し、疲労を回復させる上で中心的な役割を果たすため、「にんにく注射」としてその補給が行われる意義があるのです。
1. にんにく注射(VitB1)の有用性に関する科学的根拠
にんにく注射は、ビタミンB1などの成分を静脈に直接投与するため、経口摂取に比べて血中濃度を急速に高めることができます。この「即効性」が、疲労回復における有用性の根拠とされています。
1. 慢性疲労に対する効果
「Randomised clinical trial: high-dose oral thiamine versus placebo for chronic fatigue in patients with quiescent inflammatory bowel disease」
この研究では、炎症性腸疾患の患者に対して高用量のビタミンB1を投与した結果、プラセボ群に比べて疲労スコアが有意に改善したと報告しています。この結果は、病気によって疲労を抱えやすい状態にある人々にとって、ビタミンB1の補給が有用であることを示唆しています。
2. 運動能力の向上
「The effects of endurance training and thiamine supplementation on anti-fatigue during exercise」(持久力トレーニングとチアミン補給が運動中の抗疲労に与える影響)
この論文では、ビタミンB1の補給が、疲労の原因となる乳酸濃度の低下をもたらし、運動パフォーマンスを向上させる可能性があると論じています。これは、ビタミンB1がエネルギー代謝を効率化させることで、疲労を軽減するという理論を裏付けるものです。
3. 脳機能への影響
「An open-label pilot study with high-dose thiamine in Parkinson's disease」(パーキンソン病における高用量チアミンの非盲検パイロット研究)
この研究では、ビタミンB1の筋肉注射が、運動能力だけでなく、パーキンソン病に伴う症状全般の改善につながった可能性を示唆しています。これは、ビタミンB1が筋肉だけでなく、神経細胞のエネルギー代謝にも影響を与えることを示しています。
にんにく注射の意義は、エネルギー代謝の要であるビタミンB1を、体内に直接・効率的に供給することで、疲労の回復や、運動・神経機能のサポートを目的とする点にあります。これらの研究の限界はn(研究サンプル数)がすくないことですかね。
さて、別の仕事しまーす!ではでは~👋